交通事故による「むちうち症」以外の怪我で多いのはどのような損傷か?

令和4年度 自動車事故の件数

栃木県内   3877件    4641名(負傷者)

宇都宮    1238件    1411名(負傷者)

事故の件数は減少傾向にあるものの依然、負傷者の人数は多いことが分かります。

追突事故によるケガで大部分を占めるのは「むちうち」ですが、その他にはどのようなケガがあるのでしょうか?

【交通事故の怪我では腰の捻挫、腕や手の捻挫も多い】

交通事故によって、怪我をする部位としては腰、腕、膝の部位も多いです。

利用者さまの中でも腰、腕、膝の怪我はむち打ちに次いで二番目に多い箇所になります。

腕や手は、ハンドルを握っている部位ですので、追突の衝撃を受けた際に腕や手を捻挫するということが良くあります。

また、衝撃を感じた時にとっさに体をかばうために腕や手で覆うことによって腕や手をケガをすることもあると思います。

【むちうち症以外の怪我】

①腰の痛み、背中の痛み

腰の捻挫は追突の衝撃によって、体が振られる事で腰周辺の筋肉や筋膜・腱・靭帯などが損傷され腰痛を引き起こします。

腰の捻挫は腰の痛みだけではなく、背中全体の痛みや神経痛としてお尻から足先にかけての痺れや痛みが出ることもあります。

むち打ちと同じようにレントゲンでは異常が見当たらない事が多く、病院や整形外科では湿布や薬のみの治療になる事が少なくありません。

湿布や痛み止めだけでは適切な対応とは言えずに、腰痛から慢性腰痛に移行し、後遺障害として残る事もあります。できるだけ早期に適切な対処をするようにしましょう。

(症状)

・背中~腰の痛み
・立ち上がる時、起き上がるときの痛み
・腰を前屈みにした時、腰を捻る、後ろにそらす動作での痛み

・お尻から足か先にかけての神経症状

急性期には朝起きたときに激痛で起き上がれないほどの痛みがでることもあります。

②ダッシュボードによる損傷

追突による衝撃でダッシュボードに頭部や膝を強打することもあります。

顔、膝の打ち身、ひどい場合には、膝を強打することにより股関節の骨頭が後ろに脱臼してしまうこともあります。

左右の足の長さが変わり、膝蓋骨骨折、大腿骨の骨折を伴うこともあります。

③シートベルトによる鎖骨や胸部の圧迫

シートベルトの着用は義務化されており、ほとんどの方が着用していると思います。

そのため、衝撃が加わりシートベルトで固定・圧迫された時に骨折、あばらの挫傷が起こります。万が一腫れてきたら2~3日程度は氷水で10~15分程度冷やすようにしましょう。

また、運転手の場合、事故の衝撃が強すぎるとハンドルに胸やお腹を強打してしまうこともあります。胸を強打することで肋骨を骨折することが多く折れた肋骨が肺に刺さってしまうこともあります。腹部を打ちつけた場合には肝臓や膵臓、十二指腸など内臓の損傷をしてしまう恐れがあります。意識障害、呼吸が出来ない、顔面蒼白などの状態になれば直ぐに救急搬送が必要です。

④捻挫・打撲の時の対処法

共通して言えることは、まずは腫れ・炎症をできるだけ抑えることです。

最初は固定、圧迫、安静、冷却、湿布などで腫れ、内出血を抑えます。

1~2週間ほど経過して痛みや腫れが落ち着いてきたら、よく温め、ストレッチなどをすることで早期改善が見込めます。

自動車事故で病院に行った場合はまず湿布や痛み止めが出されます。

整骨院(接骨院)での事故治療は痛みの状態や経過に合わせて物理療法(電気、温熱)、手技、運動を組み合わせたリハビリを行います。

宇都宮交通事故・むち打ち治療整骨院では事故の施術を専門に行っております。

自動車事故で首、背中の痛み、腰の痛み、膝、関節の痛みでお困りの方は一度ご相談ください。

施術だけでなく利用者さまが保険会社との対応、慰謝料・示談金の相談など、不安なく通えますようにサポート致します。

提携先の医療機関への紹介、保険会社とトラブルがあった場合は専門の業者を紹介することも可能です。

宇都宮で交通事故対応の整骨院をお探しの方は「なばな整骨院」にご相談ください。 お電話で無料相談のご予約も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ下