2023年も残すところあとわずかになりました。
これから年末にかけて仕事や正月の準備などであわただしくなってくると思います。
そんな時期だからこそ交通事故の発生件数も増える時期なのかと思います。
警察庁の交通事故統計によると、過去5年間で12月が1年の中で最も多く発生しているようです。
時間帯で見ると 通勤時間の7時から8時、 16時から18時の時間帯に最も多く発生しています。
なぜ、12月の7時から8時、16時から18時の時間帯に多く発生するのでしょうか?
1つ目の理由は、
雪や路面の凍結による車のスリップが考えられます。
凍結している道路は制動距離が長くなります。いつもと同じスピードで走行しているとブレーキをかけても間に合わなく追突してしまいます。冬場や橋を走行するときは速度を落とすようにしましょう。
2つ目の理由として、
日照時間の短さが挙げられます。
年末にかけて日没時間が早まり、交通量が増える夕方と重なるためではないかと言われています。特に冬至は一年で昼の時間が最も短くなります。帰宅時間になると暗くなり視界も悪くなりますので運転には十分に気を付けましょう。
そして、三つ目の理由として、
12月が一年を通して一番忙しくなる時期であることも大きく関係するようです。
仕事などが忙しくなり心の余裕がなくなることで事故を起こしやすくなります。また同時に、忘年会や新年の準備など、一年の切り替えの迫る時期だからこその状況が事故を起こしやすくなっているのではないでしょうか。
忙しい時期だからこそ、心に余裕を持って行動できるようにしたいものです。
交通事故に関しては、自分には起こらないだろう、と思ってしまいがちですが、令和4年では、宇都宮市で1237件の交通事故が発生しています。
1カ月にすると約103件、1日に換算すると3.5件の事故が発生しています。件数からみても、決して他人ごとではありません。
事故に遭い「むち打ち」でどこにも出かけられなかったなどないように安全運転を心がけましょう。
事故の被害者になることはもちろん、加害者になることも避けたいものです。12月に限らず、一年を通して日頃からの心がけで少しでも交通事故を防げるよう注意していきましょう。