交通事故の8割以上は時速40キロ以下で発生しており、

負傷者の80％以上は軽傷と言われています。

その中で、最も多いのが「むち打ち症」です。

追突の衝撃で首が前後、左右に振られた場合など、急激に強い力が加わった時におこります。

車での衝突や急停車で首が「むち」のようにしなって起こるので、そのように呼ばれています。

正式名称は「頸椎捻挫」と言います。

一般成人の頭の重さは約5～7kg あります。

後頭下筋群、僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、脊柱起立筋などの首、背中の筋肉と背骨で頭を支えています。

首を少し前に傾けるだけで、頭の重さの2～3倍の負担が首にかかりますので、首が前に傾くほど首の骨、筋肉にかかる負荷は増えていきます。

それが、追突などの強い衝撃で揺さぶられると、首に相当な負担がかかり筋肉、神経、靭帯などを損傷します。

首の周囲の筋肉だけでなく、首から背骨に沿って走行する脊髄神経を傷つけてしまった場合、首の痛みだけではなく、頭痛、めまい、手足の痺れなどの症状がでます。

一般的に痛みだけではなく、神経症状がある場合は治療期間も長くなる傾向があります。

まずは事故専門の整骨院・病院に通院し、しっかりとした治療法を行いましょう

事故直後は、痛みを感じないことがある

事故を起こした直後は身体の交感神経が活発に働き、アドレナリン、ドーパミンなどの物質が過剰に分泌されることにより痛みを感じないことがあります。

アドレナリンとは

副腎髄質から分泌されるホルモンで、血液中に放出されると、興奮状態になります。

特に危機や不安、怒りを感じることによって分泌されるもので、血糖値を上げ、心拍数や血圧上昇をもたらし、痛みを麻痺させる働きがあります。

事故後の興奮状態で、アドレナリンが体の痛みを感じなくさせている可能性があるのです。

事故に遭ったばかりは、ケガの程度の確認、警察の事情聴取、レッカー車の手続き、保険会社への連絡、被害者、加害者とのやりとりなど、精神的な負担は大きいものです。

そのような時は、心身ともに緊張状態になり痛みを感じにくくなります。

1～3日してからやっと一息つけるころ痛みを強く感じるようになってきます。

そのような時は、すぐに医療機関に行きましょう。

交通事故に遭ってから日数が経ちすぎると事故によるケガとして認められないこともあり、自賠責保険が適応にならないこともあります。

むち打ち症状の特徴

・首・背中・腰の痛み

・肩、腰の筋肉の張り、違和感

・頭痛・吐き気、倦怠感・不眠・めまい、耳鳴り

・両手、両足の痺れ

・集中力の低下

・気圧の変化などで体調が悪くなる

その他に、シートベルトによる胸の圧迫による胸・鎖骨・脇痛などや、肩、膝の打撲などが多く見受けられます。

交通事故に遭い痛みが出たら直に病院にかかる

事故直後すぐに痛みがでてくるとは限りません。

痛みが出た場合は程度に関わらず、まずは医師の診察を受けましょう。

患者(利用者)が病院・整骨院へかかる前の注意点

【被害者の方の場合】

ご自身、又は相手側の保険会社に自身の通いたい病院（整骨院）を伝えます。

それにより窓口負担がなくなります。

この連絡なしで病院へかかると、一旦は全額自己負担となります。

支払った領収書を保管し、後日、ご自身で保険会社に請求する形になります。

物損事故、人身事故のどちらとして処理しても診断書が必要になります。

レントゲンの検査を行い、作成してもらいましょう。

その際、人身事故の手続きに必要な診断書と、保険会社に提出用の診断書がありますので、

どちらが必要なのか病院に伝える必要があります。

保険会社が病院に一括で対応の連絡がされている場合は、保険会社と病院でやりとりがされるため診断書は病院から直接保険会社に送られます。

被害者の方が人身事故として手続きする場合は、病院で診断書を出してもらい警察署で手続きをする必要があります。

その後、交通事故治療を専門にしている整骨院などへ通うかを検討しましょう。

自賠責保険適応で通うことができるのは、病院と整骨院（接骨院）のみになります。

整体などの治療法は保険会社が自賠責保険を使っての施術を認めることはないでしょう。その場合、費用は全額自己負担になります。

整骨院でできる交通事故治療の特徴

①ハイボルテージ

ハイボルテージとは、高電圧をかけることで、深い部分の筋肉まで電気を通電させ、傷ついた筋肉、靭帯、腱などの回復を促進してくれる電気の一つで、痛みを短期間で軽減させることができます。

例えば、整形外科に行き、レントゲンの検査をしても、ほとんどが「骨に異常なし」と言われると思います。

痛み止めや湿布が出されますが、それでは根本的な解消にはなりません。

痛みを軽減させ、筋肉、靭帯などを回復させる効果の期待できるハイボルトが現在注目されています。

②筋バランス＆骨格の矯正

骨格の歪み、筋の緊張により全身の血流量の低下、自律神経機能の低下などにより痛み、不調を感じるようになります。

筋バランスの調整、骨格矯正などの整体により筋肉の緊張を和らげ、血液・リンパの流れを改善させることにより、新陳代謝を活性化させ、自然治癒力を高めることにより早期改善につなげます。

③マイクロカレント

μA（マイクロアンペア）というとても弱い電気のことで微弱電流などとも言われています。低周波などに用いられる電流の単位がA（アンペア）であるのに対し、マイクロカレントで使用されるのは、μA（マイクロアンペア）で、1Aの100万分の1の強さで、電気的な刺激をほとんど感じません。

捻挫、打撲など、ケガをしたときに私たちの身体には損傷電流という微弱な電流を流してタンパク質の合成を早めて細胞を修復する機能があります。

マイクロカレントは、その損傷電流と似た微弱な電流を流すことで、傷ついた筋肉、靭帯の修復を早めようとするものです。

事故直後から行うことにより、痛みをひどくさせないようにすることも可能です。

その他にも温熱（マイクロ波）、干渉波電気など

一人一人の身体の状態に併せて施術を行いますので回復が早く見込めます。

むち打ちの8割以上は3～4か月以内に徐々に解消されていきます。

しかし、きちんと治療をしない場合は数カ月、数年と痛みに苦しめられる方もいます。

専門の病院や整骨院などで適切な診察、施術を受けるようにしましょう。

当院は宇都宮市、高根沢町、岡本町から沢山の患者さまが治療にお越しいただいております。

事故治療の通院や保険会社との対応、慰謝料・示談金の相談など、スムーズに行えるよう被害者(利用者)の方に寄り添って、サポートさせていただきます。

交通事故治療、むち打ち治療なら宇都宮市下岡本町にある「なばな整骨院」にお任せ下さい。

無料相談も受け付けておりますのでお気軽にお電話下さい。ご予約も承っておりますのでお忙しい方でもスムーズにご案内致します。

▼宇都宮交通事故施術センターについて▼
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